GRADE システムは、Guyatt, Oxmanが中心となって立ち上げたGRADE Working Groupにより作成されたものである。明示的、かつ客観的な、エビデンスの質の評価と推奨度の作成を目的としている。現在まで、多くの学会や学術関連グループで採用され(Cochrane, UpToDate, ACCP, BMJ, WHO, USPSTF, AHRQ, EBUro, NICE, CADTH, ATS, Surviving Sepsis Campaign, など)、診療ガイドライン作成や理解のスタンダードとなりつつある。これまで、Guyatt G, Oxman AD, Schunemann HJ, Falck-Ytter Y がたと共に日本語論文を作成し (2007.May〜)、さらに、「診療ガイドラインのためのGRADEシステム」(日本語書籍:下記リストの#4)を、2008年末^2009年1月に出版予定である。国内のガイドライン関係者には、早急にGRADEを理解し、国内でも統一した基準で、かつ国際的に通用するガイドラインの作成を強く希望する。
残念ながら、現状では、国内の多くの有能スタッフのスキルが統合された形で発揮されているとは思えない。2008年11月作成のGRADEハンドブック日本語訳の解凍パス依頼のメールがきていることから、徐々に国内でも普及していくであろう。

GRADEシステムのエビデンスの質と推奨度とは?
エビデンスは、システマテイックレビューなどの統合したもので評価し、4段階に等級する(high, moderate, low, very low)。RCTsでも、GRADE基準評価によっては、最終的な質として、very low、複数の観察研究(low)で最終的に、high という等級がありえるということである。GRADEの推奨度は2種(strong, weak)である。

■エビデンスレベル評価のための”GRADE基準”があり、その評価支援ソフトがGRADE profilerである。コクランRevMan5とデータのやりとりが可能となり(2008年3月)、GRADE profiler (ver 3.2)が公開(6月、バージョンアップ)。国内でのGRADE理解のために、Schunemann, Oxman, Brozekらとともに、GRADEハンドブック日本語翻訳版を作成した(下記#3リンク)。本GRADEハンドブックはGRADE profilerのヘルプに相当し、英語版はフリーで閲覧可能であるが、日本語翻訳版の希望者は、氏名、所属、使用目的などを含めて、私に直接連絡ください(無料で提供しますが、個人的な利用目的のみ)。
本サイトの内容は、海外GRADEメンバーとの連携のもとで、作成・更新・改変している。
(Gordon H Guyatt, Yngve Falck-Ytter, Andrew D Oxman and Holger J Schunemann.)

■今回、GRADEに近い概念である、GATE frameについての資料を追加公開した。 New!


[GRADE]:Aihara M, Guyatt G,Schunemann HJ, et al. [GATE Frame]- Jackson R, Wells S
GRADE 
エビデンスから
推奨へ
GRADEシステムと SoF GRADEハンドブック翻訳版 New! guidelineのためのGRADE 
coming soon!
GATE Frame 
New!
EBM/GRADE-6
tip tx-res grade-handbook grade-book gate-frame in process

GRADEシステム関連情報

No. 項目 内容 date
1  GRADE profiler

GRADEpro (ver3.2)とRevMan5 New! ,日本語翻訳版

2008/11/15

2  GRADE FAQ

GRADE Working Group のオリジナルの FAQ翻訳

2008/1/15

3  GRADEの推奨度

推奨の程度と、エビデンスの質による総分類表

2007/7/20

4  GRADEガイドラインNew!

GRADE-ガイドライン作成ステップの手順 New!

2008/11/15

5  臨床疑問CQ

CQの定式化は 4形式で、アウトカムは別。

2007/11/20

6  エビデンスの質

GRADEでは4段階 (high,moderate, low, very low)

2008/04/08

7  risk of bias

Cochrane Handbook (ver.5), or (ver 4.2.6)

2008/03/14

8  RevMan5

SoF (GRADE evidence profile)rev1|rev2

2008/03/28

9  国内GL

エビデンスの質評価や多彩な推奨度. Also in google spreadsheet

2008/02/06

10  2x2 spreadsheet

相対危険、オッズ比、NNT、感度、特異度、尤度比など. 2x2 table analysis.sample size calculation (Morizane)

2008/02/20

11  メタアナリシス

エクセルでのメタアナリシス例.meta-analysis, or Google spreadsheet

2008/02/20

エビデンスの質の評価や診療ガイドラインの作成・理解のために単純・明示的なシステムであるGRADEの大きな波が世界に普及しており、国内のこれまでのバラバラな基準やあいまいな判定基準によるガイドラインは徐々に変更せざるを得ないだろう

内科医のエビデンスに基づく医療情報

アイコンは自作で以下の意味です。患者の疑問からスタート、アウトカムの重要性を判定、アウトカムに関連するエビデンスを検索・収集・統合、全体的なエビデンスの質を判定して、benefit/downsidesバランスや価値観・好み、コスト、などを参考にして、推奨度を決定。エビデンスの質の要約が、Summary of Finding (SoF)。EPICOT:、Evidence, Patient, Intervention, Comparison, Outcome and Time (EPICOT) structure。

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