GRADE (Grading of Recommendations Assessment, Development and Evaluation) は、エビデンスの質と推奨の強さを系統的にグレーディングするアプローチで、Guyatt, Oxmanが中心となって立ち上げたGRADE Working Groupにより作成されました。GRADEシステムは、多くの学会や学術関連グループで採用され(Cochrane, UpToDate, Clinical Evidence, WHO, USPSTF, AHRQ, EBUro, NICE, CADTH, ATS, Surviving Sepsis Campaign, など)、システマティックレビューや診療ガイドラインの作成や理解のための標準的なアプローチとなっています。


GRADEシステムの基本を日本語で理解するためには、医学文献ユーザーズガイド 根拠に基づく診療のマニュアル 第2版(相原、他 凸版メディア, 2010)、「診療ガイドラインのためのGRADEシステム GRADEハンドブック日本語翻訳をご利用ください。

医学文献ユーザーズガイド、根拠に基づく診療のマニュアル (相原、他、凸版メディア社出版、2010年10月)は、JAMA Users' Guides to the medical Literature (2nd eidt. Guyatt G, et al, McGrawHill, 2008)の翻訳本で、EBMやGRADEの基本を理解するための最良の教科書です。国内のEBMer約30人が結集して日本語翻訳を実施しました。

診療ガイドラインのためのGRADEシステム 第2版 (相原、凸版メディア社出版、2015年4月)は、GRADEシステムに関する唯一の教科書です。内容を大幅に改訂した第2版では、治療や診断に関するメタアナリシス、ネットワークメタアナリシスのエビデンスの質を、どのようにしてGRADEを使って評価するかを具体的なシナリオを使って解説しています。Kindle版出版(2015年8月)!!

GRADEハンドブック(ver. 3.2: Updata March 2009) は、GRADE profiler(GRADEpro)のヘルプファイルを和訳したもので、圧縮ファイル版(ダウンロード)と、オンライン版があります。GRADEハンドブックは2013年10月に更新され、それに伴いGRADEproを拡張した対話式のwebベースのガイドライン作成ツール(Guideline Development Tool:GDT)としての、GRADEpro GDT (G2DT)が開発されました。

GATE frame
臨床疫学研究を視覚的に理解するためのツールである GATEフレームと、EPIQ(Effective Practice, Informatics & Quality Improvement)グループ開発の一連のCATチェックリストと模範解答の全ファイルの日本語翻訳版を作成し公開しています。2013年に更新されたGATE CAT(ワード形式)、GATE計算表(エクセル形式)、GATE lite(書込み可能なpdf)の3件からなる批判的吟味ツールを新たに追加しました(2013年5月)。

 注意:当サイトおよび関連リンク、ブログにおいて公開しているすべての資料については個人的に作成したものであり、利用する際には本サイトからの引用を明らかにしていただければ、自由に利用してかまいません。ただし、論文や書籍出版に際して利用する際には、管理人の許可を得てください。
非営利目的の使用目的であれば、再配布に制限はしないつもりですが、当サイトからの引用出典を明記していただくことを条件に許諾します。

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GRADE関連の参考資料 診療ガイドラインのためのGRADEシステム
Kindle版もあり!
GRADEハンドブック(v.3.2) 診断検査へのGRADE適用 JAMA-Users' Guides 2e
(医学文献ユーザーズガイド、翻訳版)
GATEフレーム
RAMBOMAN !
grade grade-book Handbook dx_grade jama gate_frame
grade grade grade

GRADEに関連する最新の資料

過去の資料は、”GRADE関連の参考資料”を参照ください


更新日 資料 内容
2017/6 criteria

「GRADE CPG作成の基本」について解説しています。analytic framework作成からPICO疑問の生成、収集統合したエビデンス総体の確実性評価、さらにエビデンスから推奨作成というGRADEシステムの基本です。2016年7月からスタート。

GRADE CPG作成の基本

●本解説における仮想のシナリオ:「血栓傾向の患者(thrombophilia)において、経口抗血栓薬トリプルX(XXX)の予防的・治療的投与は有効か」http://aihara.la.coocan.jp/?p=4498


2016/11/29 criteria

SRやCPGにおいて「GRADEシステムを利用した」というためには、GRADE Working Groupが作成した基準を満たさないといけません。2016年4月に改訂された基準が以下です。

Criteria for applying or using GRADE

●翻訳版:Criteria_for_applying_or_using_GRADE_2016.pdf


*GRADE を使用した”とするための基準(改訂前の翻訳版)(2012/7/12)


2017/03/06 GRADEを利用した国内ガイドライン

国内においてGRADEガイドラインが急増していますが、GRADE改変あるいは不適切なGRADE利用のものがあります。GRADEアプローチを利用してガイドラインを作成する際は、GRADE working groupが作成した GRADE を使用したとするための最小限の基準 を常に参考にしてください。

2013/01/15〜  jce

JCE誌GRADEシリーズ
 JCE抄録の日本語訳(pdf)


GRADE working groupによるJCE誌におけるGRADE論文シリーズの抄録を、Guyattと出版社より翻訳内容のweb公開許可を得て、和訳したものです(相原)。GRADEアプローチの基本を理解するための貴重な情報と思います。
リンク:→JCE GRADE series



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