EPIQ: Evidence based practice and CATS
univ

Rod Jackson教授の翻訳許諾を得てEPIQサイトのEvidence based practice and CATSにおいて公開されているGATE CAT, GATE Caluculator, GATE-Liteの日本語版を紹介しています(各資料のタイトル名に"-j" をつけたものが翻訳版です)。GATE-lite, GATE-very liteの書込み可能pdfは、凸版メディア株式会社 兼平功氏の協力を得て作成しました。

本ページの内容を営利目的で使用することはご遠慮下さい。GATE frame関連の全著作権はRod Jackson教授にあります。各翻訳資料を利用する際には、本Webサイト(http://homepage3.nifty.com/aihara/epiq/epiq_new_ebp_2013.html)からの出展を明らかにしてください。

ここで紹介している資料はGATE frame最新版 [2013年] です。

エビデンスに基づく診療と批判的吟味(2013年2月更新)
Evidence-Based Practice and Critical Appraisal (updated February 2013) プレゼンテーション資料と論文
Presentations and papers

本項では、エビデンスに基づく診療と批判的吟味のためのEPIQアプローチに関するダウンロード可能な一連のプレゼンテーション資料と、批判的吟味のためのGATEアプローチに関する出版済みの論文を提示する。

量的研究用のCAT(critically appraised topics: 批判的吟味の対象トピック)チェックリスト(2013年2月更新):
Critically appraised topics (CATs) checklists for quantitative studies (updated February 2013):

本項では、CATチェックリストの更新版(2013年)を提示する。旧版と、旧版作成の簡単な経緯については次頁を参照されたい。

新しいGATE CATフォームはMicrosoft Excel形式ではなくMicrosoft Word形式の文書となっているが、旧Excel版における計算表は1ページのGATE計算表として保持している。各GATE CAT(Microsoft Word)には、GATE計算表(Microsoft Excel)が添付されている。さらに、迅速な批判的吟味を可能にする書き込み可能なPDF版の1ページのGATE CATを作成している。現時点ではRCT/コホート/横断研究用と診断検査精度研究用のPDF版GATE CATが完成している。

GATE CATとGATE計算表は、エビデンスに基づく診療における5つのステップのモデル化を可能にし、電子媒体により、そのプロセスの記録を容易に保持することができる。利用者はCATの黄色い欄に記入を行う。多くの黄色い欄には記入を促す質問が記載されており、これらの質問は、回答記入後、削除する。各GATE CATは次のような構成となっている。

1.介入に関するエビデンス(RCT、コホート/横断研究からのエビデンス)

2. 診断検査の精度に関するエビデンス

3. 危険因子と予後に関するエビデンス(コホート/横断研究からのエビデンス)

4.症例対照研究からのエビデンス

症例対照研究は、介入、危険因子、予後に関する疑問について調べるために使用される。しかし症例対照研究は他の研究とは大きく異なることから、個別のCATと計算表が用意されている。

5. システマティック・レビューからのエビデンス

Tシステマティック・レビュー用のGATE CATでは、あらゆるタイプの介入研究のレビューの批判的吟味が行える。システマティック・レビュー用のGATE計算表やGATE-liteはない。このCATでは、EPIQチームのRod Jacksonが作成した「FAITH」という単純な枠組みを使用し、批判的吟味を行う。


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