SCHOOL OF POPULATION HEALTH FACULTY OF MEDICAL AND HEATH SCIENCES |
What is EPIQ?
EPIQ (Effective Practice, Informatics & Quality Improvement) was established in 2002 to support effective (evidence-based) practice, health informatics and quality improvement initiatives in the health and disability support sectors, regionally, nationally and internationally. EPIQ is a collaboration of academics, clinicians and other health sector professionals in the Auckland region.
EPIQ is led by Professor Rod Jackson, Head of the Section of Epidemiology and Biostatistics, School of Population Health, Faculty of Medical and Health Sciences, University of Auckland
本サイトは、下記のオリジナルサイトの日本語翻訳版で、Rod Jackson教授の翻訳許諾を得て、EBM関連翻訳プロの協力のもとで、GATE frame、GATE-Lite、EPIQグループ開発の一連のCATチェックリストと模範解答の全ファイルの日本語版を作成したものです。
本ページの内容を営利目的で,講演会,ワークショップ、業績発表などで使用することはご遠慮下さい.GATE frame関連の全著作権はRod Jackson教授にあり、本ページの内容に関するご質問・ご意見は,制作者(相原)まで直接ご連絡下さい。個人的利用の範囲では全て、フリーでダウンロード可能としています。
なお、紹介資料はEPIQ [01 Oct. 2008] 時点のものであり、その後の改変には注意ください。
オリジナルサイト:
→GATE frame
→EPIQ
2008年9月、オークランドで開催された公衆衛生医療専門家向けワークショップの プレゼンテーション (PDF、1 MB) で、EPIQ グループが推進するエビデンスに基づく診療へのアプローチが紹介されている。EPIQ グループは、GATE (Graphic Appraisal Tool for Epidemiology) frame に基づき、一連の CAT/批判的吟味のためのチェックリストを開発した。
批判的吟味のための GATE アプローチについては、 GATE & CATS による批判的吟味) (PDF、638 KB) というタイトルのパワーポイントのプレゼンテーションで説明がされている。このプレゼンテーションはRod Jackson 氏によって 2008年9月、ロンドンのオックスフォード、ならびにオークランドで行われた講義をベースとしている。
このGATE アプローチについては、 The GATE frame(日本語翻訳) - critical appraisal with pictures (GATE frame 〜ピクチャを使った批判的吟味〜) (*)(PDF、1413 KB) というタイトルの発表済み論文で説明がされている。
文献検索のための GATE アプローチについては、EPIQ グループの Sue Wells女史が2008年2月にニュージーランドのオークランドで行った MESH-based rapid access to the evidence (MESH によるエビデンスへの迅速なアクセス) (PPT、9098 KB) というテーマの講義で説明が提供されている。
一連のCAT チェックリストは、Rod Jackson 氏、Shanthi Ameratunga 氏、Adam Briggs 氏、Joanna Broad 女史、Jennie Connor 女史、Anne Lethaby 女史、Gill Robb 氏、Sue Wells 女史によって開発されたものである。エクセル版のオリジナル CAT の設計は Joanna Broad 女史が担当した。2008年、イギリスの医学生Adam Briggs 氏が、選択課程の履行中にこうした一連の CAT に改良を加えている。
EPIQ チェックリストは、CAT (Critically Appraised Topics) を生成するための MS Excel 文書である。
各 CAT は5ページからなり、エビデンスに基づく診療における5つのステップをモデル化している。CAT を A3 用紙に両面印刷してパンフレットを製作することもできる。
1ページ目は、臨床/診療シナリオ、提起されたクエスチョン (ステップ1)、ならびに検索方式および検索結果 (ステップ2) に関する記述である。
2ページ目は、批判的吟味の前半部分 (ステップ3a) に関する記述である。批判的吟味の前半部分では、GATE frame に研究を“掲示 (hang)”する。研究の主な数値を GATE frame にキー入力することによってリスク、リスク比、リスク差、NNT ならびに全推定値に対する 95%信頼区間が自動計算される (注記: システマティックレビュー チェックリストには計算機能が含まれない)。
3ページ目は、批判的吟味の後半部分 (ステップ3b) に関する記述である。批判的吟味の後半部分では、研究の質を評価する (内的/外的妥当性、精確さ、検出力)
4ページ目は、エビデンスの統合および適用 (ステップ4)、ならびに自己監査および臨床監査 (ステップ5) に関する記述である。注記: システマティックレビュー チェックリストには計算機能が含まれない
チェックリストの 2ページ目にある計算機が機能するようにするためには、CAT をダウンロードする前にマクロのセキュリティ設定を「中」に設定しておく必要がある。
1. Intervention Studies CAT (介入研究 CAT) (XLS、437 KB)最終更新日 2008年8月28日 → 2010年9月13日に一部の計算不具合を修正しました。
介入クエスチョン CAT の模範的回答 (ランダム化比較試験、HERS Study に基づく)
Intervention CAT Model Answer (XLS、576 KB) 最終更新日 2008年8月29日
介入クエスチョン CAT の模範的回答 (非ランダム化試験、Nurses Health Study に基づく)
Non-randomised Study Intervention CAT Model Answer (XLS、358 KB)。注:この CAT は旧式のCAT で、最終更新日は2006年1月4日。
2. Diagnostic Test Accuracy Studies CAT (診断テストの精度研究 CAT) (XLS、464 KB)、最終更新日 2008年8月29日。
診断テストの検査精度に関する模範的回答 (Rao らに基づく)
Diagnostic CAT Model Answer (XLS、467 KB): 最終更新日 2008年9月30日
3. Prognosis / Risk Factor Studies CAT (予後/リスク要因研究 CAT) (XLS、410 KB):最終更新日 2008年8月29日
予後研究のクエスチョンCAT の模範的回答 (Bellomo らに基づく)
Prognosis / Risk Factor Studies CAT Prognostic CAT Model Answer (XLS、491 KB):最終更新日 2008年8月29日
4. Systematic Reviews CAT (システマティックレビュー CAT) (XLS、391 KB) :最終更新日 2008年8月29日, 注記: SR チェックリストの 2 ページ目には計算機能がない。
システマティックレビューを用いた介入クエスチョン CAT の模範的回答 (MacGillivray らに基づく)
Systematic Review CAT Model Answer (XLS、419 KB):最終更新日 2008年8月29日
5. Case Control Study CAT (症例対照研究 CAT)(XLS、388 KB):最終更新日 2008年8月29日
症例対照研究 CAT の模範的回答 (Crane らに基づく)
Case Control Study CAT Model Answer (XLS、406 KB)
最終更新日が 2008年9月24日の GATE-lite(日本語訳) 第3版 (PDF、148 KB) は、1ページからなる批判的吟味のためのクイックツールである。このツールは、上記で説明した包括的 CAT に由来している。
GATE-lite は電子ベースというよりは紙ベースのツールである。このツールを使用することによって介入研究、リスク研究、予後研究、および横断研究などといったほとんどのタイプの研究を評価することができる。このツールには用語集も含まれている。
診断テストの検査精度や症例対照研究を評価する場合は、GATE-lite に若干の修正を加えて使用したほうがよいと考えられる。現在、こういった新たな GATE-lite の開発を進めている。
2010年以後に改変されている(以下)
GATE-lite forms are designed to be paper-based rather than electronic. GATE-lite forms (page 1) include a glossary (page 2) and a second ‘very-lite’ version of the forms (last page) that have the detailed appraisal questions removed. The 'GATE-very LITE' forms provide less direction but more space to write comments
1. The GATE-lite tool for RCTs can be used to appraise intervention, risk, prognostic and cross-sectional studies (February 2011).
GATE-lite for RCTs, Cohort & Cross-sectional Studies (157.8KB PDF)
2. The GATE-lite tool for Diagnostic studies is for appraising test accuracy studies
(November 2010).
GATE-lite for Diagnostic Test Accuracy Studies(501.0KB PDF)
オークランド大学の看護分野の上級講師である Ann McKillop 女史は、量的 CAT を参考にして CAT for Qualitative Studies (質的研究用 CAT) (XLS、373 KB) を開発した。このチェックリストは看護学生のクラスで数回ほど試験的に使用されている。また、チェックリストのさらなる試験的使用を歓迎する。さらに、Ann McKillop 女史は model answer for Qualiative CAT (質的 CAT 用の模範的回答) (XLS、354 KB) を作成した。この新たな CAT に関する質問やコメントは Ann McKillop 女史宛に寄せること。