GRADE システム

GRADE(Grading of Recommendations Assessment, Development and Evaluation)

エビデンスの確実性(質)と推奨の強さを系統的にグレーディングするアプローチで、システマティックレビューや診療ガイドラインの作成や理解のための標準的なアプローチとなっています。GRADEシステムの基本を日本語で理解するためには、以下の情報源が役立ちます。

医学文献ユーザーズガイド、根拠に基づく診療のマニュアル第3版
(相原、中外医学社、2018年12月)

JAMA Users' Guides to the medical Literature (3rd ed. Guyatt G, et al, McGrawHill, 2015)の翻訳本で、第2版からの改訂版です。EBMやGRADEの基本を理解するための最良の教科書です。

診療ガイドラインのためのGRADEシステム第3版
(相原、中外医学社、2018年12月)

GRADEシステムに関する唯一の教科書です。治療や診断、予後、質的研究、ネットワークメタアナリシスのエビデンスの質を、どのようにしてGRADEを使って評価するかを具体的なシナリオを使って解説しています。

(*) GATE frame

EBM理解のための、臨床疫学研究を視覚的に理解するためのツールである GATEフレームと、EPIQ(Effective Practice, Informatics & Quality Improvement)グループが開発した一連のCATチェックリストと模範解答の全ファイル(日本語翻訳版)を公開しています。2013年に更新されたGATE CAT(ワード形式)、GATE計算表(エクセル形式)、GATE lite(書込み可能なpdf)の3件からなる批判的吟味ツールを新たに追加しました(2013年5月)。

注意:当サイトおよび関連リンク、ブログにおいて公開しているすべての資料については個人的に作成したものであり、利用する際には本サイトからの引用を明らかにしていただければ、自由に利用してかまいません。ただし、論文や書籍出版に際して利用する際には、管理人の許可を得てください。
非営利目的の使用目的であれば、再配布に制限はしないつもりですが、当サイトからの引用出典を明記していただくことを条件に許諾します。なお、当サイトの運営には,製薬企業をはじめとした営利企業や団体の支援は一切受けていません。経済的COIや学術的COIは一切ありません。