GRADE関連資料

GRADE: Grading of Recommendations Assessment, Development and Evaluation

下記資料は個人的に作成したものであり、本サイトからの引用を明らかにしていただければ、自由に利用してかまいません。ただし、内容の正確さを保証するものではありません。
(アイコンあるいはリンク部をクリックしてください)。



更新日 ファイル名 データファイル 資料の内容
2020/03/10〜
EBMを超えて―診療ガイドラインの動向や新しい潮流(GRADE)を中心として.pdf
jce

臨床婦人科産科 74(2): 275-283, 2020

● 診療ガイドラインのためのエビデンス検索は,EBM 情報源ピラミッドを活用し,「サマリーやガイドライン>事前評価済み研究>非事前評価研究の順」とすることが効率的である.
● 信頼できるガイドラインを作成するためには,GRADE-ADOLOPMENT に準じて,既存の推奨の採用(adoption),適用(adaptation),新規開発(de novo creation)のいずれかを利用することが迅速かつ効率的である.
● ROBINS-I とRoB 2.0 は論理的に共通の項目を使っているため,2 種類のエビデンス(RCT とNRS)に対処する際に,これらのバイアスのリスクツールを使って評価された場合,可能であれば両者を統合できる.
● 推奨を支持するエビデンス情報源はその最新性が重要であり,リビング推奨(living recommendation)のためには,リビングシステマティックレビュー(living systematic review)の更新アプローチが重要である.


2013/01/15〜
GRADE JCEシリーズ
jce

GRADE working groupによるJCE誌におけるGRADE論文シリーズの抄録を、出版社より翻訳内容のweb公開許可を得て、和訳したものです(相原)。GRADEアプローチの基本論文シリーズです。2018年11月現在で、#20まで発表されています。
リンク:→JCE GRADE series


2017/6
GRADE CPG作成の基本
cpg

「GRADE CPG作成の基本」について解説しています。analytic frameworkを使ったPICO疑問の生成、収集統合したエビデンス総体の確実性評価、さらにエビデンスから推奨作成というGRADEシステムの基本を説明しています。2016年7月からスタート。

GRADE CPG作成の基本

●本解説における仮想のシナリオ:「血栓傾向の患者(thrombophilia)において、経口抗血栓薬トリプルX(XXX)の予防的・治療的投与として使うべきか」http://aihara.la.coocan.jp/?p=4498


2017/3/6
GRADEを利用した国内ガイドライン
ceac

国内においてGRADEガイドラインが急増していますが、GRADE改変あるいは不適切なGRADE利用のものが多くみられます。GRADEアプローチを利用してガイドラインを作成する際は、GRADE working groupが作成した GRADE を使用したとするための最小限の基準 を常に参考にしてください。


2016/11/29
GRADEを適用したとする最低限の基準
criteria

SRやCPGにおいて「GRADEシステムを利用した」というためには、GRADE Working Groupが作成した基準を満たさないといけません。2016年4月に改訂された基準が以下です。

Criteria for applying or using GRADE

●翻訳版:Criteria_for_applying_or_using_GRADE_2016.pdf


2017/2/6
Economic evidence profile
ceac

GRADE working groupと、NICEのeconomic evidence profileです。
・CQ4 歯科矯正治療の費用対効果とICER-(1)
・CQ4 歯科矯正治療の費用対効果とICER-(2):トルネード図と費用効果受容曲線(CEAC)
ceac


2017/1/17
SRにおける不精確さの基準
sr_imprecision

・(SRにおける不精確さの基準ー1:2値アウトカム
・(SRにおける不精確さの基準ー2:OIS(連続アウトカム)

GRADE2版の内容を補足したものです。

2016/7/13
PRISMAチェックリスト
prisma

PRISMAのwebサイト(https://www.prisma-statement.org/translations)に、この日本語翻訳版を掲載していただくことが決定したため、一部の対訳用語を変更しました。

GRADE2版の関連online_supplemental_materialsの以下の資料を参照ください。


●PRISMA_2009_flow_diagram_R_20160713.docx
●PRISMA_2009_checklist_R_20160713.docx
●PRISMA_2009_checklist_evaluation_example-R.docx


2016/1/30
GDTの使いかた
gdt
GRADEpro GDTは、診療ガイドラインにとって必須のGRADEエビデンスプロファイルを作成するためのツールです。GDTを使って臨床疑問の優先順位づけのステップを解説しています。
GDTの使い方-臨床疑問の優先順位づけ

2015/12/04
financial COIとintellectual COI
coi

Conflict of Interestをどのように管理・開示すべきか: financial COIとintellectual COI

financial COIと intellectual COI -(4):Guidelines 2.0"
financial COIと intellectual COI -(3):AT9のCOI
financial COIと intellectual COI -(2):AT9 guidelineとCOIGridfinancial COIとintellectual COI -(1)

2015/11/05
Minds2014システムとGRADEシステムとの違い
minds_2014

Minds2014手引きとGRADEシステムとはどこが異なるのか。

Minds2014 vs GRADE-(6): GDTによるエビデンステーブルとEtD
Minds2014 vs GRADE-(5):推奨とOverall QoE
Minds2014 vs GRADE-(4):overall QoE across outcomes
Minds2014 vs GRADE-(3):RCTのエビデンス総体の質
Minds2014 vs GRADE-(2): 各アウトカムのエビデンスの質
Minds2014 vs GRADE-(1): 両者の異同


2015/10/08
Analytic frameworkからEvidence to Decision
af

 
システマティックレビューや診療ガイドラインにおいて、重要な臨床疑問にかかわる介入やアウトカムを適切かつ明確に特定する必要があり、このためには視覚的枠組み(Analytic framework)を利用することが効果的である。Analytic framework作成時の図や線の使用には一定の規則がある。Analytic frameworkが完成したならば、患者にとって重要なアウトカムに関する効果推定値の確信性をGRADE Evidence Profileにまとめ、次には、エビデンスから推奨への決断として、Evidence to Decision Tableを完結する。

スライドのダウンロード:from_AF_to_EtD.pptx


2015/07/29
予後のエビデンスのGRADE評価
quality

予後に関するエビデンスのGRADE評価-(1)
出版バイアスをどのように検出するか
予後に関するRoB: PROBASTとQUIPS
予後に関するエビデンスのGRADE評価-(2)
予後研究のSR: GRADE evidence profile

2015/07/07 整合性に欠ける推奨 ブログ(内科医のエビデンスに基づく医療情報)を参照

(1):5つの最適分類
(2):WHOの”整合性に欠ける推奨”の半数は、GRADEの指針に矛盾する
(3):国内の診療ガイドライン例
(4):ガイドラインパネルは優れた医療慣行に関する記述をグレーディングすべきではない

2015/06/01
ネットワークメタアナリシスのGRADE評価ステップ
nma

MMAのエビデンス質を評価する-(1)
NMAエビデンスの質を評価する-(2): STATAを使った効果推定値
NMAエビデンスの質を評価する-(3): gemtc/R
NMAエビデンスのGRADE評価-(1)
NMAエビデンスのGRADE評価-(2)
NMAエビデンスのGRADE評価-(3): ランキング
直接推定値と間接推定値、混合推定値はエビデンスの質を提示しなくてはならない

2015/05/26 ネットワークメタアナリシスの批判的吟味 jth

JAMA Users' Guides to the Medical Literature 3rd(2015)に記載されている、批判的吟味の3ステップの日本語訳です。

2015/04/25 診療ガイドラインのためのGRADEシステム2版 grade2e

診療ガイドラインのためのGRADEシステム2版(凸版メディア)。

2015/02/7 GRADEを使った国内のシステマティック・レビュー

jth

Yamakawa K, Aihara M, Ogura H, Yuhara H, Hamasaki T, Shimazu T.
Recombinant human soluble thrombomodulin in severe sepsis: a systematic review and meta-analysis.

J Thromb Haemost.2015;13:508-19.

2014/08/01 医療技術評価(HTA)へのGRADEの適用 hta

潰瘍性大腸炎に対する血球細胞除去用浄化器の使用にみられる新技術を評価するためのGRADEアプローチの適用。原論文(The GRADE approach for assessing new technologies as applied to apheresis devices in ulcerative colitis. Implementation Science 2010, 5:48)の和訳記事。臨床評価2014; 42(1): 133-47

HTAに関するGRADEエビデンスプロファイル例


2014/04/19 診断検査へのGRADEシステムの適用 diag_grade

診断精度検査のエビデンスにGRADEを適用する際の方法を解説。


2014/02/08 観察研究のRoB評価:RoBANS robans

RoBANS: Risk of Bias Assessment Tool for Nonrandomized Studies
 説明:観察研究のrisk of bias評価ツール:RoBANS

非ランダム化試験の方法論的な質評価ツールの1つ。RoBANSは、Cochrane risk of bias toolに準拠したoutcome-basedの6つの基本ドメインによるチェックリスト(Low, High, Unclearの3段階)で、GRADEアプローチにも適用可能、信頼性は中等度であると記載されています。
RoBANSチェックリスト(和訳:相原)


2013/10/25 AGREE-IIとCOCGS agree
original site

AGREE-II翻訳版と、チェックリスト翻訳版とチェック例
  1.The Japanese Guidelines for the Management of Sepsis
  2.Dementia
●診療ガイドラインの妥当性と実用性を評価し、適切なガイドラインを報告するためのCOGSチェックリスト(2003年)と、その日本語翻訳版


2013/10/29 DECIDE計画とは decide

DECIDE計画とGRADEの関係を日本語で紹介したものです(2011/11/07)。
DECIDE projectのwebサイトは、http://www.decide-collaboration.eu/
DECIDE論文:Developing and evaluating communication strategies to support informed decisions and practice based on evidence (DECIDE): protocol and preliminary results. Implementation Science 2013, 8:6.

本論文と追加資料の日本語翻訳記事 臨床評価2013; 41(2): 431-461 (2013/10/29)

⇒ Evidence to Decision (EtD) table-1
⇒ EtD table-2
⇒ EtD table-3とエビデンスプロファイル
⇒ EtD tableの各項目説明


2013/07/06 Bradford Hill基準とGRADE bradford hill

因果関係のためのGRADEアプローチとBradford Hill 基準
観察研究からのエビデンスの質を評価する上で、研究デザインや因果関係についてGRADEアプローチをどのように適用させるかについてBradford Hill基準との関連も含めて解説。


2013/06/18 MAGIC magic

・MAGIC:Making GRADE the Irresistible Choice
・MAGIC(GRADEを魅力的選択肢にするための取り組み)は、GRADEガイドラインを電子カルテに(臨床決断支援システムとして)統合し、医療現場における適用や医療の推奨の動的更新を推進するための方法と技術を開発する研究です。信頼性の高いガイドラインのためのMAGICの目標と要件などを日本語で紹介しています。


2013/05/15 IOM:信頼できる診療ガイドライン作成のための基準 iom
original site

IOMの「Report-at-a-Glance, Clinical Practice Guidelines We Can Trust, 2011」の日本語翻訳とその説明。信頼できる診療ガイドライン(CPG)作成のための基準

臨床評価 2013; 41(1)に発表しました(IOMの2つの新基準: 『信頼できる診療ガイドライン』と『医療における解決策の模索:システマティック・レビューのための基準』)。


2013/05/15 IOM:システマティック・レビューのための基準 iom
original site

米国医学研究所(INSTITUTE OF MEDICINE: IOM)の「Report Brief, Finding What Works in Health Care: Standards for Systematic Reviews, 2011」の日本語翻訳とその説明。
医療における解決策の模索:システマティック・レビューのための基準

臨床評価 2013; 41(1)に発表しました(IOMの2つの新基準: 『信頼できる診療ガイドライン』と『医療における解決策の模索:システマティック・レビューのための基準』)。


2012/10/10 Minds2007からGRADEへ minds

国内ガイドライン作成法であるMinds2007とGRADEとの違いや両者の類似点、Minds2007基準にGRADEを取り込む際の注意点を解説(相原)したものです。日本のGuideline Clearinghouseと自負しているMindsは、世界の標準であるGRADEシステムを採用、指導する責任があると思います。
内科医のエビデンスに基づく医療情報(ブログ)にて解説。


2012/10/01 エビデンスから推奨を作成するために ?GRADEシステムの発展に向けて gg

エビデンスから推奨を作成するために -GRADEシステムの発展に向けて
Therapeutic Research vol 32. (5), 2011
Gordon H Guyattへのインタビュー(インタビュアー: 米国医療ライターMary Mosley)で、Guyattが GRADEシステムやGRADE working groupの活動について説明しています。


2012/10/01 診断検査にGRADEを適用する dx_grade

(applying_grade_to_diagnosticTests.ppt)(相原 作成)。 診断検査の基本理解と、診断検査に関するシステマティックレビューや診療ガイドラインの作成にGRADEシステムを適用する方法を解説しています。


2012/09/19 GRADEガイドライン作成の流れ:解説資料 glflow

”GRADEガイドライン作成の流れ (pdf)”の各項目について簡単に解説(相原)したものです。GRADEガイドライン作成の流れ:解説資料(pdf)


2012/07/17 risk of biasの考え方 rob

システマティックレビューにおける、個々の研究のrisk of bias, 複数の研究にわたる全体のrisk of biasの考え方について簡単にまとめたものです。risk of biasの考え方(pdf)
excelを使うと、アウトカムごとに個別研究および複数の研究全体にわたるrisk of biasの評価の流れが理解できます。

2012/07/12 GRADEシステムの使い方 grade-handbook

GRADEシステムを使って、CQ設定から、body of evidenceの質評価、推奨の強さを決定するまでのステップを解説したスライド集です。pdf版

2011/11/20 GRADE エビデンス質と推奨の「表現」 qoe_statement

エビデンスの質として、「高」、「中」、「低」、「非常に低」の定義と、(シンボル以外に)文章で表現する。推奨の強さは強い、弱いの2種類。

2011/05/12 診断GRADEのworkshop資料 grade

診断研究についてエビデンスの質や推奨の強さを評価するためにGRADEをどのように適用するかを理解するためのワークショップ資料。診断検査へのGRADEシステムの適用も参照。

2010/11/06 GRADE workshop資料 workshop

GRADEを使って、エビデンスの質評価と推奨の強さを評価する。「診療ガイドラインのためのGRADEシステム」書籍より。

2010/10/26 JAMA-Users' Guides 2e
(医学文献ユーザーズガイド第2版、翻訳版)
jama2e

医学文献ユーザーズガイド第2版、翻訳版(凸版メディア)。

2010/10/18 antagonistic bias
(相反バイアス)
grade_flow2

「エビデンスの質を上げる3つの要因」のひとつ、"交絡因子"の影響。左図と#1図(GRADEシステムの概要)を比較のこと。
http://www.ncddr.org/

2010/09/06 GRADEproに関するよくある質問 sof

GRADE profilerに関するFAQ(webサイトの翻訳紹介)

2010/03/09 Likelihood of Help vs Harm(LHH) LHH

NNTとNNH、および患者の価値観を反映した望ましい効果と望ましくない効果のバランス指標。

2010/03/09 エビデンスプロファイルの例 evid_prof1

他のエビデンスプロファイル例は、GRADE書籍(2010)、あるいは RevMan5利用例rev1エクセルを使った作成例も参考を。

2010/03/01 GRADEシステムに関するFAQ faq

GRADE Working Group が作成したFAQの翻訳と前書き。FAQ翻訳のpdf版(診療ガイドラインのためのGRADEシステム 初版より)のダウンロード。

2010/03/01 GRADEシステムとはなにか grade width=

相原守夫、相原智之、三原華子. GRADEシステムとはなにか.
「感染症診療ガイドライン 総まとめ」(岩田健太郎 編集、東京、総合医学社、2013)。

2010/02/05 GRADEガイドライン作成フロー grade_flow2

「診療ガイドラインのためのGRADEシステム」書籍より。
本図において、背景が青い部分がシステマティックレビュー、緑の部分が診療ガイドラインに関連したものです。

2010/02/05 ガイドライン作成におけるGRADEの位置づけ grade_in_CPG

GRADEシステムの適応は、ガイドライン作成過程の全てではないことに注意してほしい。

2010/02/05 GRADEシステムの概要 grade_flow

GRADEシステムによるエビデンスの質の評価と推奨のグレーディング(GRADE Working groupメンバーのFlack-Ytter Y氏より許可を得て翻訳)。「診療ガイドラインのためのGRADEシステム」書籍より。

2008/11/15 GRADEガイドラインの基本 GRADEシステムによる診療ガイドライン

GRADEを使った診療ガイドライン作成ステップを解説。BMJシリーズが発表された2008年時点でのGRADEを理解できます(GRADEシステムの基本として、BMJシリーズと2012年からのJCEシリーズの間には大きな差はありません)

2008/06/22 システマティック・レビューの評価のためのAMSTAR AMSTAR

システマティック・レビューの方法論的な質を、11項目に関するスコアリングによって、3段階で評価する。(その後、AMSTARの改訂版(R-AMSTAR)が報告されているが、ツールの改善には至っていないという指摘があります)

2008/02/06 国内の診療ガイドイランにおけるエビデンスと推奨の分類 国内GL(一部の例)

各団体・学会が、エビデンスの質評価と推奨度評価に関して独自の基準を利用しています。このような不適切さを解消するために、Gordon GuyattらがGRADEシステムを開発しました。

2007/12/20 GRADEシステムの日本語論文-(2) tx-res

相原守夫、Gordon Guyatt, Yngve Falck-Ytter GRADEとSoF-:エビデンスから推奨へーII Therapeutic Research 2007; 28: 2335-54.

2007/09/28 GRADEシステムの日本語論文-(1) tip

相原守夫、Gordon Guyatt, Yngve Falck-Ytter: GRADE:エビデンスから推奨へ The Informed Prescriber 2007; 22:91-102.